← すべての記事
scribe · atticus · Atticus 代替 · ローカルファースト · Markdown · 書籍組版 · 比較 4 min

Atticus vs Catalpas Atelier Scribe:ウェブネイティブ vs ローカルファースト

ブラウザ型の書籍フォーマットと、ローカルファーストの Markdown デスクトップ環境で迷う著者向けの Atticus と Scribe 比較。

本稿の確認方法

本稿は、2026年8月22日時点で確認した各ベンダーの製品ページと公式ドキュメントに基づきます。競合製品のハンズオンテストは行っていません。価格、プラン、提供地域、製品の範囲は変わり得るため、購入判断の前に本ページ記載の公式情報を再確認してください。

クイック結論

Atticusは、ブラウザとインストール可能なアプリからのアクセス、クラウドバックアップ、共同作業、執筆、書籍フォーマットを一つにまとめています。公式文書によれば、切断前からサインイン状態を保ち、ブラウザでAtticusを開いていればオフライン執筆を続けられますが、インポートとエクスポートには接続が必要です。Scribeは、ローカルMarkdown Project、ライブページネーション、プラン別の出版機能を中心とするElectronデスクトップアプリです。実際の成果物と運用条件で選んでください。

AtticusとCatalpas Atelier Scribe:万能の勝者ではなくワークフローを比較する

本稿は各社の公開文書に基づき、Atticusの実機テストを報告するものではありません。確認した文書に機能の記載がない場合は、非対応と断定せず、ベンダーに確認すべき事項として扱います。

Catalpas Atelier Scribeのデスクトップ作業画面
Catalpas Atelier Scribe

アクセス方法とプロジェクト保存

Atticusは、ブラウザ利用とインストール可能なPWA、クラウドバックアップ、共同作業を文書化しています。オフライン利用には条件があり、切断前からサインイン状態を保ち、ブラウザでAtticusを開いておく必要があります。インポートとエクスポートにはインターネット接続が必要です。

ScribeはWindows、macOS、Linuxで動くデスクトップアプリで、Scribe Projectは端末内に保存されます。本稿は内蔵クラウド同期を約束せず、ElectronアプリをWeb技術と無関係とも表現しません。外部同期ストレージを使う場合は、プロジェクトのコピーで先に検証してください。

執筆、共同作業、受け渡し

Atticusの公式資料は、執筆、フォーマット、バックアップ、役割別の共同作業を一製品内で扱います。複数端末からのアクセスと文書化された共有手順を重視する著者・チームは検討できます。採用前に、現在の権限と接続条件を確認してください。

Scribeは、Markdown原稿、ライブページネーション、対象プランのエクスポートをローカルProject内に保ちます。原稿をデスクトップに置き、共同作業はアプリ外で設計する著者に合い得ます。ローカルが常に安全、クラウドが常に簡単という意味ではなく、どちらもバックアップとアクセス手順が必要です。

組版、EPUB、印刷

Scribeの現行文書は、全プランのCJK縦組み、PlusとProのEPUB 3およびDOCX、ProのルビとCMYK出力を説明しています。言語、形式、色、印刷制御の必要な組み合わせを、アップグレード前に確認してください。

今回確認したAtticus文書は書籍フォーマットとEPUB/PDF出力を説明しますが、Scribeと同じCJK、ルビ、CMYKの組み合わせは明記していません。記載がないことは非対応の証拠ではありません。選定を左右する場合はAtticusサポートに問い合わせ、代表的な章と出力を販売先・印刷所の要件で検証してください。

どちらも受け入れテストの代わりにはなりません。EPUBをプレビューして適切な検証ツールに通し、PDFは印刷所の現行仕様で確認します。

研究・技術系の原稿

Scribeの公開文書は参考文献とLaTeXのワークフローを説明しています。引用や数式がある場合に限って重要となるため、実サンプルでプランと出力を確認してください。今回のAtticus文書に同等の記載がない点は、制限と推測せずベンダーへ確認します。

価格モデル

Atticusはライセンスを買い切りとして案内し、ScribeはFreeと機能の異なる有料プランを提供します。条件は変わり得るため、本稿は金額やキャンペーンを固定しません。購入時点の公式条件、税、返金条件、必要機能のプランを比較してください。

選び方

Atticusが合う可能性:

  • ブラウザまたはインストール可能なPWAで複数端末から使いたい。
  • 文書化されたクラウドバックアップと役割別共同作業がチームに合う。
  • 現行のEPUB/PDFフォーマット工程で成果物を満たせる。
  • 買い切りモデルを好む。

Scribeが合う可能性:

  • ローカルMarkdown Projectとデスクトップ工程を好む。
  • 執筆中のライブページネーションが役立つ。
  • 文書化されたCJK、ルビ、参考文献、LaTeX、CMYKの工程が原稿に合う。
  • Freeで評価してから有料エクスポートプランを選びたい。

検証チェックリスト

  1. 実際に使う注、画像、表、CJK、数式、引用を含む代表的な章を試す。
  2. 接続必須の工程と、バックアップ・共同作業者のアクセス方法を確認する。
  3. 必要な出力を現行プラン文書に対応づける。
  4. 全原稿を移す前に、EPUBとPDFのサンプルを販売先・印刷所の要件で検証する。

関連記事:

自分の原稿でScribeの現行機能を確認する →

次のステップ

出典と確認記録

利害関係の開示: Catalpas AtelierはScribeを開発しています。本稿の競合製品に関する情報は各ベンダーの公開公式資料に基づいており、今回のレビューでは競合製品のハンズオンテストを実施していません。